エアフィルタを使用していくと、塵埃や微生物の捕集とともに、性能や残寿命が変化します。しかし、外観からは現状がどのような状態なのかがわかりません。
寿命表示が付いているような装置の場合はおおよその寿命の推定が可能ですが、そうでない場合はエアフィルタをはずして測定する方法があります。
当社は、測定技術や測定機が充実していますので、フィルタの状態を測定することが可能です。
なお、使用されたフィルタの状態調査に関しては、人体に影響を及ぼす菌やウィルス類が捕集されている可能性が無いことや危険性が無いことが調査をさせていただく条件となります。
また、調査したフィルタは、当社で処分することが法律上出来ませんので、返送させていただきます。
ケミカルフィルタ 残寿命調査 |
使用中のケミカルフィルタ(ピュアスメルやピュアケミックスG)のろ材と未使用ろ材の比較寿命試験を行い、残寿命を推定する。 |
---|---|
フィルタ圧力 損失測定 |
定格風量時における圧力損失を測定する。 |
フィルタ粒子 捕集率測定 |
フィルタ定格風量時における粒子捕集率を測定する。 |
リーク試験 | フィルタろ材面をスキャンニングしリークの有無を確認する。 |
粉塵保持容量測定 | 使用済みフィルタの粉塵保持量を推定する。 |
電子顕微鏡観察 | 使用済フィルタろ材表面を電子顕微鏡で観察する。粉塵付着状態を推定する。 |
元素分析 (SEM-EDX) |
使用済フィルタろ材に付着した粉塵の元素分析を行い、どのような元素を含んだ粉塵が付着しているか確認する。 |
外観写真撮影 | 使用済フィルタの外観が一目で分かるように外観写真を撮影する。 |